皆様に安心してご利用いただける医院を目指して

ごあいさつ

Greeting

看護の質向上に寄与するスペシャリスト、高い研究力、確かな教育力を有した高度看護実践者の育成を目指します。

山梨県立大学大学院看護学研究科は、看護学の理論および応用を教授研究し、その深奥をきわめて文化の進展に寄与するとともに、高度看護専門職業人、看護学教育者、看護学研究者等の人材を育成することを理念・目的としています。平成14年に修士課程を開設し、130名を超える修了生を輩出してきました。令和3年からは博士課程としてスタートし、博士前期課程、博士後期課程、5年一貫の教育課程になりました。博士前期課程はこれまでと同様に専門看護師コースと研究コースを置き、各専門分野での看護学の追究や高度看護実践力の育成を目指します。博士後期課程では、博士前期課程の複数の看護領域の専門性を統合した「広域実践看護学分野」を置き、看護学の深い学識を有し、看護実践の知の体系化や発展、社会へ提言していくことができる高い研究能力ならびに確かな教育力を有した高度看護実践者を育成します。
少子高齢などの社会構造の変化、様々な技術革新は人々の生活や健康に影響し,地球環境破壊や巨大災害などによる衝撃も計り知れません。さらに、新型コロナウィルス感染症の世界的な流行など、私たちはかつてない健康課題に直面しています。
今後、ますます複雑かつ多様化する社会に応答し、保健・医療・福祉の現場における諸課題を解決していくためには、高度な看護実践力に加え、新たな戦略を有し、看護ケアの開発やケアシステムを改革できる能力が必要になってきます。また多職種との協働の中で看護の専門性を発信できる力も必要になります。それぞれの看護実践の知を確かなものとし、看護の実践現場に還元できるよう、教員と学生が相互に学び合い、討議し、看護追究していきたいと思います。大学院での学びは試行錯誤を繰り返し、迷い、悩むことでしょう。しかし、そのことを通して、看護を学問として学ぶことの楽しさや知的な刺激が多く得られ、知識、技術の創造、新たな自己発見や成長に繋がります。 皆さんが実践や研究のより高い目標やレベルを目指して邁進されることを私たち教職員は、できる限りの支援をいたします。 どうぞ、皆さんの一歩を踏み出してください。太陽の輝く山梨で、お会いできることを楽しみにしています。

看護学研究科長 米田 昭子